Tuesday, June 29, 2021

日本の警察<本澤二郎の「日本の風景」

 <元長崎県警エリート警部補・入江憲彦氏が明かした警察力の正体!>

人間は身近な存在に対して、一番よく見えてるはずなのに、現実はその逆の判断をしたりする。新聞記者1年生は、まず社会部に所属して、サツ回りという警察担当から始める。犯罪者など違法行為の容疑者を退治する、正義の安全・安心組織として評価する。

 筆者の場合、政治部に所属して警察官僚出身の政治家に、多少の愛着を抱く。親しくなった政治家の中に警察官僚が少なくない。ややまともな政治家と評価してきたのだが、それが今裏切られて、改めて取材する必要に迫られた。

 動機は、2014年4月28日に発生した「木更津レイプ殺人事件」である。犯人は特定されている。やくざ強姦魔の浜名である。被害者の身内は、逃亡してしまったので、代わって刑事告発した。千葉県警・木更津署も告発状を、信じがたいことに、突っ返してきた。これを契機に、やむなく警察と向き合う羽目に追い込まれてしまった。

 やくざ強姦魔捜査から逃げる千葉県警・木更津署が、本取材の理由である。


 やくざ強姦魔から逃げる日本の警察!一体どういうことか。確かに清和会OBの警察通がいうように、千葉県は神奈川県などと並び称される、やくざが跋扈する、民度の低すぎる風土ではある。

 すでに君津市の産廃場にフクシマの放射能汚染土壌1万トン以上が投棄された。水源地である。目下、木更津市の水源地にも産廃場建設認可問題が、地域の重大問題になっている、との回覧板が回ってきた。


 偉そうな地元の名士も、やくざに対抗しようとはしない民度である。警察力をまるで信用していないのである。国家公安委員長も千葉県警本部長も、存在していないかのような房総半島だ。地方議員も国会議員も存在ゼロである。無法無天の半島である。


 一体千葉県も木更津市も、市民税・県民税を、貧者からも収奪して、警察官の懐を暖かくさせていながら、これでは庶民は、踏んだり蹴ったりの棄民か奴隷ではないだろうか。


 正義の警察官はいないのか。いても声を上げられないのか?


 その原因を、元長崎県警のエリート警部補・入江憲彦さんが、警察の実態、驚くべき真実を語ってくれたのだ。

 一言でいうと、まともな警察官は偉くなれない、よっていい加減な警察官が、幹部として出世する腐敗体質の警察という。正義の、法治を貫ける警察官は、まず日本にいない。


 伊藤詩織さんという、実に真面目で有能なジャーナリストを強姦したTBS山口強姦魔を、安倍の意向を受けた、と誰もが信じている中村格が救済した。其の結果、彼は警察庁NO2の地位にある。こんな悪事が許されていいのか。怒り狂うではないか。要するに、悪党ほど出世する警察組織といえる。


 被害者は声を上げるしかない。だが99%は、声を上げない。屈している。しかし、伊藤さんは声を上げている。立派だ。反原発ジャーナリストの竹野内真理さんも、原子力ムラの脅し、警察の嫌がらせに抵抗している。もんじゅ西村謀殺事件の被害者のトシ子さんも、そして今、森友事件関連で自殺した赤木さんの妻も、声を上げて、安倍と麻生を追い詰めている。


<裏金を批判する正義の警察官排除の根深い腐敗体質>

 「警察は組織体として悪事を働いてきている」「典型的な事件は警察の裏金である」と入江憲彦は、繰り返し厳しい口調で断言した。


 検察の裏金を指摘した検事が逮捕されるという事件があったが、警察官もこれを口にすると、まず出世は出来ない。排除される運命にある。


 正義の警察官は、ことごとく組織の中枢から外されていく。その先には、でっち上げの事件を捏造されて、豚箱に入れられてしまう。この事実を受け入れることが出来れば、いまの日本の警察力の正体を知ることが出来るだろう。


 警察庁には、国税が投入される。対して都道府県の警察は、都道府県の税金によって、双方ともおおむね高い収入を得て、安心な生活を送っている。共に市民が働いたり、年金からの、血税である。


 彼ら警察官は、したがってれっきとした公務員である。全体の奉仕者として、市民県民の生命財産の保持に懸命に働く約束をしている。ところが、その血税をちょろまかして裏金を作り出す。犯罪だ。裏金という隠れた犯罪資金を使って、甘い汁を吸っている犯罪組織なのだ。


 まともな警察官はいるに違いないが、しかし勇気を出せない。出せば家族を路頭に迷わせてしまう。警察の組織に入ることは、自身を悪人に追い込むことで生きる、というの現実を受け入れてしまっている。こんな不条理が許されていいわけがない。



<途端にドさ回り人事で干され、次いで事件を捏造されて追放>

 裏金問題は、警察最大の恥部という。入江に嘘偽りはない。法廷でも、そのことを繰り返し明らかにしてきた。これにヒラメ司法は、向き合おうとしない。裁判所も、何がしかの裏金が存在しているのかもしれない。


 犯罪を取り締まる警察が、犯罪を繰り返している!恐ろしい日本ではないのか。警察官の多くが知っている。経理担当者は無論のことであろう。


 入江は長崎県警のエリート警部補だった。その彼の生きざまを、自ら証言してくれたのだ。とどのつまり彼は、日本列島の最果ての長崎で、島流しに遭ってしまった。ドさ回りだ。「住民に拳銃を向けたというでっち上げ事件で追放されてしまった」といって嘆いた。さぞや悔しかったであろう。


 余談だが、亀井静香の有名な言葉を、三木武夫の後継者ともいわれた志賀節から聞いたことがある。「私は死刑廃止論を主張して、議員連盟を立ち上げた。そこに警察官僚の亀井静香氏が入ってきた。理由を聞くと、彼は警察は男を女、女を男にする以外は、何でもできる。冤罪など簡単。罪のない人を死刑にすることは出来ない。死刑は廃止すべきだとね。大いに納得した」と。


 警察にとって、でっち上げ事件など造作ないことなのだ。入江は身をもって経験させられた。

 

<悪人にならないと出世できない警察は中村格が証明>

 よもや天地がひっくり返ることはない。だが、人間社会では起こりうる。警察の世界では、日常茶飯事なのである。入江の説明を聞いていると、まさにそうである。


 筆者にとって、大いなる謎であった千葉県警と木更津署が、やくざ強姦魔を捜査せず、反対に逃げている理由も見えてくるのである。


 やくざ強姦魔を捕まえない警察官が出世する!ありえないことが、警察ではありうるのである。


 一番わかりやすい例は、冒頭に触れた中村格のことである。安倍・菅体制が続くと、彼は警察庁長官になる、と予想されている。財務官僚だった佐川某は、森友・公文書改ざんをやって、部下を殺しながら、その悪徳で国税庁長官に就任した。誰もが「安倍をつるし首にしたい」と思わせた事件だ。警察に限らないのであろうが、安倍・自公内閣の暴政は極まっていた。


 中村は、安倍の腰ぎんちゃく・山口強姦魔を救済して、警察庁の最高峰の地位を掴もうとしている。すごい時代に驚愕するばかりだが、したがって元長崎県警のエリート警部補を追い落とした人物は、当然、出世することになる。

 

 中村の実績は、地方の警察本部でも起きているはずだ。断言したい。

 千葉県警や木更津署でも!本来は罷免の対象者のはずである。現実は逆転している警察なのだ。「木更津レイプ殺人事件」の被害者が、殺害されても警察を信用せず、110番通報しなかった理由でもあろう。


 これが戦後に民主主義を採用した日本で本当に起きている!


<群馬県警エリートの大河原宗平氏も被害者の一人>

 群馬県でも、入江と同じような運命を強いられた元県警エリートがいる。「私が被害を受けた2年前、2004年のことだった。大河原宗平氏も警察の裏金の問題について正論を吐いて、冤罪逮捕されてしまった。私は2006年のことだった」と打ち明けた。


 「結果、彼は2500万円の退職金を没収されてしまった。いいことをしながら、ですよ。体のいい生贄・スケープゴート。これが警察の正体です」「大河原は、外に向かって裏金問題を批判した。群馬県警は部下への見せしめに大河原を抹殺したんです。彼もまた有能な群馬県警の警部補、私とそっくりでした」


 大河原は、警察正常化協議会を組織、警察・検察・判事ら司法3権の不正監視に、日々汗を流している。彼の活躍に注目する市民は、全国に少なくない。ネットを駆使して、司法で蠢く悪人退治に徹している。

 

<戦前の怖い特高警察が今も生きている>

 次回に紹介することになるが、入江は公安警察についても詳しい。

 長崎は地政学的に重要な地域である。江戸時代の鎖国政策の中でも、長崎は扉を開いて、外国との窓口となってきた重要な場所である。その伝統が今も継続している。


 蘭学のことやキリスト教との関係を見れば、古くから欧米文化のみならず、アジアからの貿易・文化の出入口でもあった。それでいて原爆の投下地となったことは、日本軍国主義を支えた軍事基地だったせいである。日本近代化?研究の特別な地域は、合わせて治安対策の前進基地ともなった。


 そこで活躍した警部補は「戦前の特高警察が、21世紀の今も存在している」と断言した。これには凡人ジャーナリストもたじろいでしまったが、説明を聞くと、どうやら本当らしいのだ。(つづく)

2021年6月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)



<原子力ムラの官僚たちはコロナ予算にも食らいついていた!>

[東京 28日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は28日、家賃支援給付金不正受給で経産省の職員が逮捕されたことを受けて会を見し、「憤りを感じている」と述べた。警察の捜査に全面協力するなどして全容を解明し、厳正に対処すると述べた。

TBS山口強姦魔事件の重大な経緯から>

シェラトン都ホテルで、詩織さんが山口氏に暴行されたのは、201544日 未明。詩織さんからの刑事告発状を受理した警視庁高輪署は捜査を進め、裁判所からの逮捕状の発布を受けて、68日、アメリカから帰国する山口氏を逮捕すべく、成田空港で張り込んでいた。しかし、当時の警視庁刑事部長の中村格氏から逮捕中止の命令が入った。捜査員たちは通り過ぎていく山口氏を、ただ呆然と見送るしかなかった。

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2020/01/post_136744.html
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(東スポ)伊藤さんらによると、2015年4月の事件を受け、警視庁高輪署が準強姦容疑で逮捕状を取り、同年6月、帰国する山口氏を署員が成田空港で待ち構えていたが、突如、警察上層部からストップがかかった。「本件は本庁(警視庁本部)で預かる」と逮捕状執行停止を命じたのが当時警視庁刑事部長を務めていた中村氏だった。

<警察庁が遂に捜査権を手にする!>

AERA)「この時を待ちに待っていた。米国のFBIのようにようやく手足を持てる。サイバー攻撃は今や国家レベルで行われていて、地方警察の対応では追いつかないという危機感があった」(警察庁幹部)

 警察庁は国の基幹産業や重要インフラへのサイバー事件に対抗するために「サイバー局」を創設し、全国から捜査員を集めて独自で捜査に当たる「サイバー直轄隊」を発足させる方針を発表した。

 警察庁幹部によると、警察庁が逮捕権などを行使できる捜査部隊を持つのは1954年の同庁設置以来、初めてとなるという。サイバー局は20224、サイバー直轄隊は22年度内に設置される見込みだ。


Sunday, June 27, 2021

東電フクシマ隠しの終着駅・電通五輪<本澤二郎の「日本の風景」(4127)

<象徴天皇・主権者に歓迎されない東京五輪=なぜ強行するのか?> 取っても採っても捕りきれないのが、梅雨時の雑草である。安易に除草剤という猛毒に手を出す人びとは、農民だけではない。同じように世の中には、草むらに隠れる、蛇の道を好む人間がいる。蛇道変じて邪道、覇道だ。  どうするか?古来よりアジアでは、平和の思想・哲学である儒学・道学・仏学が生まれたのだが、悪党にとって無縁である。叩いても叩いても、へこたれない。

 

他人の死を、屁とも思っていない。目下の電通五輪に賭ける、菅義偉とIOCのバッハ一味がそうである。コロナの死者が1万4000人を超えていても、五輪を強行すると、ひたすら猛進している。「相手はアジアの侵略・無反省の野蛮人だ、何人死のうが欧米人にとって関係がない」「連中は、311の東電福島原発の放射能汚染を隠せば、それで満足する悪党一味ではないか」ー。五輪放送権料狙いの米NBCも、バッハに負けじと本心を晒け出した。笑いが止まらないらしい。

 

 <清和会の陰謀・謀略として浮上したフクシマ隠しの東京五輪>  東京五輪は、邪道の神道政治連盟・清和会の陰謀・謀略として、浮上したものである。東電原発フクシマ放射能汚染を隠ぺいするための、神道が好む血税投入の利権お祭り騒ぎなのだ。おろかな国民を貶める暴利目的の野望に、利権で動くIOCを巻き込んだ悪魔の行事と断罪できるだろう。  これに、結果的に水をかける新型コロナウイルスさえも、逆手にとって「コロナを抑え込んだ証としての五輪」とほざく菅や安倍・森喜朗らだ。日本国民の覚醒と悪党の最後の攻防戦が、怪しく繰り広げられていることに気付くべきだ。 

 

<原子力ムラの猛威に屈した言論界・政治屋・官僚・ヒラメ判事の日本>  振り返ってみると、311の前には、もんじゅ西村謀殺事件や反原発の女性エリート謀殺事件(東電OL事件)、そのほかにも反原発学者などの怪死事件が次々と起きていた。原子力ムラは、311後にフクシマの県民をモルモット・人体実験を、いまも巧妙に仕組んで、人々の健康問題を蓋してきた。NHKはじめ新聞テレビは、ぴたりとフクシマ報道を止めて蓋をしてしまった。 

 

 庶民が気が付くと、目の覚めるような東京五輪の建設の槌音だ。東北復興建設ラッシュに加わって、原発派の中曽根一家の鹿島と共に、ゼネコン一人勝ちの日本経済に、とりわけやくざの街は、東京・銀座が酒池肉林の様相を呈した。さらには、日銀による国民資産・年金を悪用して、株式にどかどかと流し込んで、異常な株高を演出してきた。アベノミクスとは、国民資産を株に流用、財閥の内部留保を400兆円、500兆円へとふくらませたことであろう。  一般の国民は、フクシマをすっかり過去のことだと思い込ませ、忘れさせてしまった。主権者は、原子力ムラによる、731部隊を想起させるような、フクシマの放射能人体実験など視界に入らなかった。  断じて制御されない戦後最大規模の東電福島原発放射能汚染問題は、言論界から学会、国際社会そして日本国民の目から消えてしまった。「日本は天皇中心の神の国」と信仰する安倍晋三・森喜朗らの五輪狂騒曲を、まるで子守歌のように響かせて、自公3分の2議席を確保、暴政を繰り返してきた清和会極右政治、改憲軍拡と原発再稼働内閣だった。  天の配剤か、そこに新型コロナウイルスが襲来、安倍の心臓を射抜き、いま菅の脳天に衝撃を与えている。象徴天皇の深刻な懸念に対しても「宮内庁長官の見解に過ぎない」と一蹴して、五輪強行に突っ走っている目下の菅内閣である。 <五輪強行理由を答えられる日本人は、菅義偉のほかに安倍と森喜朗か>  もう目を覚ました日本国民は、多くなったに違いない。五輪狂騒曲は、子守歌では全くない。フクシマの廃炉にも100年かかる。いまは手が付けられないほど、ひどすぎる状況である。  安倍や菅の言う「制御」が本当であれば、これまで何人の政治屋が現場を訪れたのか。安倍でさえも、まともな現地視察を一度もしていない。菅も、である。IOCのバッハは、現地に足を踏み入れたであろうか。  原発全廃のメルケル首相に素直に従ったドイツ人は、311前のチェルノブイリ大事故で、地球と人類を消滅させる原子力発電所の脅威を知悉していたのである。遅ればせながら、靖国参拝派の小泉純一郎も、目を覚ました。次期政権狙いの野党共闘の核心的公約は、原発全廃でなければなるまい。 <IOCは金儲けの守銭奴・日本人の命をだれが保障・責任をとるのか>  コロナは、電通五輪の泥棒予算の一部を露見させ、国民を驚愕させている。同時に、IOCというイベント屋の暴利体質を暴いてくれた。  

 

東電福島隠しを口実に、IOCや米NBCのハゲタカの獰猛な姿を見せつけてくれている。なんら声も出せない象徴天皇は、とうとうしびれを切らして、宮内庁長官の口から、その怒りを爆発させた。「神の国」の象徴である天皇の厳しい注文に対して、忠実であるはずの神道政治連盟・日本会議はうろたえている。それでもフクシマ隠しの終着駅である五輪最優先の菅・自公内閣である。  彼らは、一顧だにせず、真っ向から一蹴した。神道政治連盟・日本会議に大きすぎる傷を刻んだのだが、それでも五輪強行を優先している。  間違いなく、大きなコロナ被害が起きる。菅は辞任することで済ませるのであろうが、日本国民は許さないだろう。石原慎太郎・安倍晋三・森喜朗からJOC組織委員会の武藤らに対して、怒りの攻撃を開始することになろう。

 

 <東電フクシマ疑惑隠しの証拠が次々と露呈=原子力ムラ許さず!>  

 

人類と地球を破滅させようとしている悪魔が判明した。原子力ムラという悪魔の一味である。国内だけではない。彼らは国際的な原子力ムラを形成している。国連に巣食うIAEAもまた、その中枢の役割を果たしている。  各国の政治屋・政党を操る悪魔の組織である。東電福島放射能汚染隠しや、2年後の汚染水の海洋投棄もまた、IAEAと日本国内の原子力ムラが連携している。

 

以上の分析は、竹野内ファイルによって可能である。  同ファイルの鋭い分析が、人類と地球が生き延びる道に灯を灯してくれている。権力・原子力ムラに屈しなかった貴重な記録が、人々に希望の道を指し示してくれている。命がけの学者やジャーナリストの叫びなど、珠玉の闘争の成果が、同ファイルに詰まっている。  原発全廃することでしか、人類も地球も生き延びることは出来ない。ドイツは、国内の原子力ムラを押しつぶすことに成功した。メルケルの素晴らしい実績だ。ノーベル平和賞が政治的な理由からではないのであれば、今の平和賞はメルケル、そして竹野内ファイルと指摘しておきたい。 

 

2021年6月27日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員) 

 

(以下に竹野内メッセージ) 東電OLについての良いブログをシェアさせて頂きます。勝俣愛人説までは聞いたことはありましたが、 https://ameblo.jp/pochifx/entry-11348726262.html https://tetsu-log.com/004-toden.html 恐ろしいことに、勝俣犯人説までありました。。。 https://jobcatalog.yahoo.co.jp/qa/list/1190334731/ 怖いです。。。いずれにせよ、犯人のDNAまで残っているのに、真犯人を追求しないのは、西村さん事件と同様、非常におかしく、追及されるべきです。 西村さんが鳥越俊太郎さんに訴えても、マスコミのニュースにならないと言っていたのを当時から西村さんから聞いて知っていた私は、2008年、「地震と原発」については以下に書いたように、私の企画を報道特集では報道してもらえたことを契機に、ぜひ西村さんの事件をNHKで放送して欲しくて、始めは「竹野内さんの企画をいくつか番組にする」と言ってくれたディレクターに企画書と西村さんとのインタビューの内容を見せて、頼んでいたのですが、情報提供した後に、とんでもない断り方をされました。 http://savekidsjapan.blogspot.com/2013/01/x-sins-of-japanese-media.html 

 

私は2014年自分自身が福島エートスから刑事告訴を受けた後、法務省に、3つの質問を公開質問し、回答を拒否されました。 1番目が、当時東電幹部(勝俣が東電OL殺害事件に関与していた疑いあり。この問題も非常に大事)が捜査もされない中での私のツイートに対する刑事告訴と福島から警察と検察を沖縄まで派遣しての捜査、2番目がもんじゅ西村事件、3番目が地震と原発問題です。http://koukaishitsumon.blogspot.com/2014/07/75.html また、2014年福島エートスから刑事告訴された時も、福島からやってきた検察官にも、 「なぜもんじゅ西村事件は刑事事件として取り上げないのか?」と「なぜ福島で増えている白血病について取り上げないのか(当時は警備の福島の警察官の間でも白血病が出ているという噂もあったのです)?」と質問しました。答えは避けてました。 (白血病については、元動燃の学者、伴信彦(被ばくを日本及び国際原子力ロビーと共に助長させている中心的学者。国連科学委員会、保健物理学会、原子力規制委員)にも公開質問しています。http://koukaishitsumon.blogspot.com/2013/09/buvery.html ) 

 

もんじゅ西村事件は、国家ぐるみの闇の深い事件です。絶対に刑事事件として取り上げられなければならない事件です。 これを契機に芋づる式に、原子力村の闇をあぶりださないと明日の日本はない、と言える大事な事件だと思っています。  

 

ますます深刻化する健康被害 (68) 2021年4月 病人死人続出 コロナどころではない状況  魑魅魍魎男 (asyura2.com)

Thursday, June 24, 2021

歴史的な原発全廃会見初公開<本澤二郎の「日本の風景」(4234)

 

<放射能とコロナ襲来の日本=特派員は無視したが、竹野内真理が記録>

 有楽町の外国特派員協会で、それこそ歴史的な原発全廃を叫ぶ被ばく医師・ビキニ被ばく漁船員・原発被ばく労働者・フクシマの被ばく農民らの特別記者会見が行われていたことが分かった。しかし、日本の記者や特派員までも、記事にしなかった。どういうことか?


 日本も世界も国際的な原子力ムラに抑え込まれて、真実の声を封じ込める体制が確立している、これが何よりの証拠である。五輪はフクシマ放射能隠しそのものだが、対抗するように新型コロナが、変異して次々と襲ってきて、日本政府やIOCの腐敗を暴露している。強行されるのか否か、まだ不透明だが、具体化すると、前代未聞の事態が招来する予感がする。広島長崎を教訓にしない日本は、311以降、呪われてしまっているのである。


<呪われた日本をはねのける道は国民が目を覚ますしかない!>

 以下に関係者の要点コメントを紹介する。記者会見は竹野内ファイルを添付する。明白なことは、日本はこれからも放射能とコロナの襲来で、二つとない命を狙われている。被ばく当事者らの生の声を軽視してはなるまい。



 「IAEAに直訴した時、善良な職員は、原発を止める道は全国民が声を上げることだ、と教えてくれた」「フクシマで開催されたシンポジウムでは、なんともう安全だと発言したひどい学者がいた」「セシウムを吸い込むと心臓に異変が起こる!近い将来第二のフクシマ原発事故が起きると、真実を叫んだ専門家の声を無視できない」(反原発ジャーナリスト・竹野内真理


 「放射性物質を体内に取り込んだ内部被ばく者が、放射能問題の最大の被害者だ」「内部被ばくは人体に無害、と宣伝した日米当局は、人々を欺いたわけで、その責任は重い」「原発事故は健康に影響がないと開き直った電力会社は、許されざる罪である」「フクシマで原発労働者が死亡しても因果関係を否定する悪魔のような政府・東電であることを忘れてはならない」これからどう生きるのか。人類が生き延びる道は、原発を全廃することだと、フクシマや関東平野で生きる母親は叫んでいる」(広島原発被ばく医師・肥田舜太郎



 「日本の原発は、米国の謀略機関のCIA職員が、まず読売新聞に打診した。社主の正力松太郎が、核の平和利用のためと率先して、原発導入の大宣伝を始めた。これに議会の中曽根康弘が先頭に立って、ビキニ事件の3日後に2億3500万円の原子力予算を成立させた。これが歴史の真実だ」(第五福竜丸乗組員・大石又七


 「フクシマで多くの作業員が被ばくしたが、ほとんどが下請け労働者。心筋梗塞で亡くなったものもいた。既に原発被ばく作業員は40万人以上になる。彼らには安全教育が為されていない」「私は1979年に島根原発と敦賀原発で働いた。安全教育もなく、被ばくという意識さえ無かった。島根原発ではマスクもつけなかった。放射能の怖さは、時間がたって出てくる。2000年に心筋梗塞で働けなくなった。多くの仲間たちは労災さえもなく、泣き寝入りの状態だ」(原発労働者の梅田隆亮


 「空から降り注いだ放射能で、もう無農薬野菜が作れない。福島県民の生活は一変した。それでも、フクシマに住むという人と大きな溝が出来てしまった。低線量被ばくで、200万県民は今もモルモットにされている」「放射能汚染のフクシマは、私には戦場に見える。自然を征服できると振舞う人間と、自然を大事にする人類との戦いです。一見するに美しい戦場。放射能で国家権力が子供の未来を奪う戦場だ。子供たちを救うあらゆる手立てを、今すぐ行うべきです」「それでも原発を止めない。一体政府は何を考えているのか。原発を止めなければ人類は滅亡します」(フクシマの母親・佐藤幸子


 以上の当事者らの切実な叫びを、誰もかれも頭を垂れて聞くしかない。全世界に送り届ける大運動の一環として、本日、公開に踏み切ったものである。竹野内ファイルに脱帽である。
2021年6月24日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


https://maritakenouchiyoutube.blogspot.com/2020/04/hibakusha-fccj-press-conference-by-mari.html

2011
1115日、外国人記者クラブ
ノーモアヒバクシャ!ノーモアゲンパツ記者会見

広島から福島まで、ヒバクシャを一堂に介した歴史的な会見です。

Nov 15, 2001 Foreign Correspondents' Club in Japan
No More Hibakusya! No More Nuke Power!

A Truly Historical Press Conference made by Hibakushas (radiation exposed people) from Hiroshima to Fukushima

スピーカー
肥田舜太郎、医師、広島被爆者
大石又七、核実験被曝者、元第五福竜丸船員
梅田隆亮、元原発労働者
佐藤幸子、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
竹野内真理、フリーランスジャーナリスト、翻訳家
(スピーチと質疑応答は、日本語と英語通訳付き)
Speakers
Shuntaro Hida, Physician & Hiroshima A bomb Hibakusha
Matashichi Oishi, Hibakusha, Former Lucky Dragon Crew
Sachiko Sato, Representative, Fukushima Network for Saving Children
from Radiation
Mari Takenouchi, feelance journalist, translator
Ryusuke Umeda, Former Power Plant Worker

竹野内真理、ジャーナリスト、翻訳者  Email:  mariscontact@gmail.com


Mari Takenouchi,  Journalist, Translator  Email: mariscontact@gmail.com


99年に電源喪失事故のシナリオを米国人科学者から聞いてから、以来反原発の活動をしてきました。特に地震と原発の問題では、2002年にIAEAにも直訴に行きましたが、その時知り合いの上司であったIAEA職員が、「この問題はあまりに問題が大きすぎて、誰も手がつけられない。仮に日本で500万人が死んでもあきらめるしかない。原発を止める唯一つの道は国民全員が声を上げることだ」と言われました。その後もいろいろ活動しましたが、事故が実際に起きてしまい、無念で悲しくてなりません。


I became anti-nuclear when I heard a simulation of a station black out accident scenario from a US scientist in 1999.  To highlight the issue of nuclear power and earthquakes, I went to IAEA in 2002 to directly plea for halting nuclear power in Japan.  I remember a superior of my acquaintance in IAEA telling me, Ms. Takenouchi, this issue is too big for anyone to tackle.  5 million Japanese peoples deaths may not be able to be avoided.  The only way to avert such a situation is that every Japanese raise his/her voice to stop nuclear power.”  Since then, I have been trying to disseminate information about this issue, but in the end the accident still took place.  I feel so regretful and sad.今日は私は以下の三つのことを言いたいです。


I would like to tell you three things today.

1. 
     
福島やその他の汚染地帯から人々を、特に子供たちを直ちに避難させてほしいです。二日前に福島をたずねましたが、そこで行われていた体制側の学者によるシンポジウムで、福島はもうほとんど安全であるという発言を聞いて驚きました。同時に彼らは子供たちの線量を測り、健康調査をしているのです。なぜ避難をさせてから健康調査を出来ないのでしょうか?福島の子供たちをモルモットにしようとしているのでしょうか?米国と日本の政府が、悲しいことに、広島や長崎の被爆者にたいしてやってきたことを思えば、その可能性は大いにあります。福島の子供たちをどうか研究材料にしないでください。私も1歳児の母親として切に訴えます。


People, especially children in Fukushima and other contaminated areas should be evacuated immediately.  I visited Fukushima 2 days ago and I was speechless when I attended a symposium held by government-sided scholars.  They keep saying that Fukushima is almost safe.  Meanwhile, they are getting the data of childrens radiation dose and are conducting health check-ups.  Why cant they let these children evacuate first and conduct medical check-ups afterwards?  Are they trying to use Fukushima children as their guinea pigs?  Regretfully, this is probable considering what the US and Japanese scholars did to Hiroshima and Nagasaki hibakusyas.  Please do not use Fukushima children for studies.  As a mother of a one year old, I would like to make a strong appeal about this to the world.

2. 
     
日本の基準値500ベクレルは高すぎます。この部屋のどこかにゴメリ医科大学の創設者で元学長であったユーリ・バンダジェフスキーの論文をご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?彼の研究によれば、セシウムが体内に20Bq/kg濃度で取り込まれますと、心臓に異変が起きやすくなるというのです。そしてICRPpublication 1112009)にあるグラフによると、1日たった10ベクレル、大人はだいたい12kgの食物を摂取しますから、基準値のたった100分の1のレベルであっても、70kgの大人であっても心臓に異変が2年以内に起こる可能性を示唆しているのです。さらに30kgの子供の場合は、100日以内です。ベルラド放射能安全研究所副所長のウラジーミル・バベンコ 氏の、子供の食べ物はゼロベクレルにしなければならないという発言が決しておおげさなものでないことがわかるデータであると思います。同時に汚染がれきが全国に流通するのは防がなければなりません。特にそれが燃やされた時、沸点が641度と低いセシウムは大気中の微粒子となり、容易に人に吸い込まれ、深刻な内部被ばくを引き起こします。

2. 
     The limit of 500 Bq/kg is way too high.  Has anybody in this room read the study conducted by Yuri Bandazhevsky, the founder and the former director of the Gomel Medical Institute?  According to his study, when the cesium is incorporated into the body at 20Bq/kg level, functional abnormality in the heart is likely to take place.  Also, according to a graph in ICRP publication 111 (2009), intake of 10 Bq/day cesium, only one 100th of the Japanese reference level  would likely lead to heart abnormality within 2 years! (Considering that an average adults eats nearly 2kg of foods daily, if they eat upper limit of 500Bq/kg food, daily intake is 500Bq/kg ×2kg=1000Bq/day.  10Bq/day =1/100 of 1000Bq/day) From this graph, we can tell that the statement saying childrens cesium food intake should be zero Bq by Dr. Uladimir Babenka, Deputy-Director of BELRAD Institute is not an exaggeration at all.  At the same time, contaminated debris should not be distributed all over Japan.  Especially if it is burned, cesium, with a very low boiling point of 641 degrees Celsius, will become fine particles in the air which can be easily inhaled by people, causing serious internal exposure.

3
.原発は稼働している場合ではないと思います。福島事故の後でも原発を日本で稼働させ、またさらに海外に輸出しようとしている日本政府の行動はまったく狂気の沙汰です。現在でも日本国中で地震は発生しており、近い将来第二の福島原発事故が起こる可能性はおおいにあります。さらに福島の4号炉は、稼働中でないにも関わらず、爆発しました。したがいまして、使用済み燃料プール周りの構造物は耐震設計を強化する必要があります。どうかこれら三つのことを行い、子供たちの命、将来の命そしてみなさんの命を守ってください。ありがとうございました。



Nuclear power plants are not supposed to be operating.  It is totally insane for  the Japanese government to continue the operation of nuclear power plants in Japan even after the Fukushima accident. It is even still trying to export nuclear plants to overseas.  There have been earthquakes quite frequently now all over Japan and there could be the 2nd Fukushima accident anywhere in Japan in the near future.  On top of that, Fukushima No 4 exploded even though it was not operating.  Hence, structures of and around spent fuel pools should be enhanced against coming earthquakes all over Japan. By doing these three things, please save childrens lives, lives of the future generations and lives of your own.  Thank you very much.




肥田舜太郎(広島原爆被爆医師)


 Dr. Shuntaro Hida, Hiroshima A-bomb survivor, Physician




19458月、私は広島陸軍病院に勤務していました。6日朝は6キロ離れた村に深夜往診をして幸い原爆の直爆死を免れました。


In August 1945, I was working as a doctor at Hiroshima Military Hospital. On the morning of the 6th, I happened to be 6km away from the hospital as there had been an emergency house-call on a child patient late at night and luckily, I was not killed by the direct hit of the A-bomb.




それから65年間、私は多くの被爆者を診療してきました。直爆を受けた人々の死は壮絶でした。火傷や外傷とともに、発熱、紫斑、目、鼻、口、陰部を含む体中からの出血の急性原爆病で死んでいったのです。


Ever since, I have been looking after thousands of hibakusyas for 65 years. I saw some of the horrendous deaths of those directly hit by the A-bomb. Besides terrible burns and wounds, they developed highfever, purple spots, and finally died from massive bleeding from their bodies including mouth, nose, eyes, and genitals etc.




しかし、医師である私にさらに強烈なショックをもたらしたのは、あとから入市した人々が似たような症状を呈して死んでいった姿でした。


But what was even more shocking to me was that people who came to Hiroshima afterwards also developed similar symptoms and died.




以来私は、生涯、不明の病気で苦しんだ、放射性物質を体内に取り込んだ内部被曝者を数多く診察しており、彼らこそを核の時代の最大の被害者だと感じてきました。


I have continued to see patients who have suffered unknown diseases throughout their lives due to the internal radiation exposure caused by the intake or inhalation of radioactive materials into their body. I believe they are the most prominent victims of this nuclear age.




ところがマッカーサー将軍が、原爆被害を米軍の軍事機密に指定し、被爆者には「喋るな、書き残すな」と命じ、医師、学者には被害の研究を禁止して、違反者は重罪に処すと宣言したため、占領下の7年間、被爆者は放置されたままにされました。


However, under occupation after the war, General MacArthur made hibakusyas a military secret and issued the official order not to talk and write about them. They also prohibited physicians and scholars to study hibakusyas and proclaimed that those who violated the order should be severely punished. Thus all hibakusyas were totally ignored for 7 following the war.




さらに、1949年に廣島と長崎に設立されたABCC(後の放射線影響協会)が、「内部被曝は放射線が微量で、人体には全く無害」と強力に宣伝したため、「だるさ」を訴える内部被曝者の慢性症状「ブラブラ病」は神経症状とされ、中には仮病とまで言われて、被爆者の苦しみをさらに広げました。


Moreover, the Atomic Bomb Casualties Commission (later known as the Radiation Effects Association) strongly disseminated the phrase,Internal exposure is harmless to the human body because the radiation


level is so low.” So, hibakyusa suffering from so called A-bomb burabura disease (extreme and persistent chronicle sluggishness) were told neurosis or fake, which added more suffering to lives of the hibakusya.




私は原発労働者の中にも、ぶらぶら病の症状を呈した患者を診たことがあります。電力会社は今までたびたび放射能の放出を伴った原発事故の直後に「健康には影響がない」と発表してきました。医師でもない電力会社の責任者がなぜそのようなことが言えるのか。真面目に言っているとしたら茶番です。


I have also seen burabura disease patients among nuclear power plant workers. Electric companies have often announced that there was no damage to human health right after a nuclear accident. But how can a


person from an electricity company, who is not even a doctor, assume that there is no health damage immediately after the accident? To my eyes, these announcements are like lines from a self-produced stage


production.




今回の福島原発事故でも、労働者が三人が亡くなっていますが、電力会社は放射能との因果関係を否定しています。どのような根拠で否定できるのでしょうか。


After the Fukushima accident, three nuclear power plant workers have died and Tokyo Electric Company have denied any causality from radiation. How can they prove that there is no relationship with radiation?




実際私の元には、数百人の相談者が既に来ており、鼻血、下痢、発熱、甲状腺の腫れ、紫斑の出ている子どもも出ています。福島や東北地方はもちろん、東京を含む関東、遠くは山梨県や静岡県からの相談もあります。


In fact, hundreds of people consulted me after Fukushima accident, whose children are suffering nose bleeding, diarrhea, fever, swollen thyroid, purple spots not only from Fukushima and North Eastern Japan,


but also from Tokyo metropolitan area and as far as Yamanashi and Shizuoka.




子供さんに放射線被害の初期症状がでた福島や関東平野の母親は、これから、どう生きたらよいのか深刻に悩んでいます。放射線は自分の家族だけの安全を許しません。


What can mothers do when their children develop these symptoms? I am seriously worried myself as I don't know exactly what they can do. Nobody or no family can now be totally safe from radiation in Japan.




人類にとって唯一の生き延びる道は原爆、原発を全廃することだけです。ありがとうございました。


The only way for us all to survive is to abolish both nuclear weapons and nuclear power plants in the world. Thank you very much.


ビキニ水爆実験被爆者 元第五福竜丸乗組員 大石又七


Matashichi Oishi, former crew of the Lucky 5th Dragon, Hibakusya from Bikini nuclear test



福島原発大事故は今から五七年前に起きたビキニ事件の原点にさかのぼって考えなければ正しい答えは出てこないと思っています。誰がなぜ、危険な原発を地震大国である日本に導入したか、そこが一番重要なところだと思います。



I believe we cannot have a correct understanding of Fukushima nuclear accident unless we look back the Bikini Incident 57 years ago.  The most important point is, who and why a dangerous nuclear power plant was introduced to Japan, a most earthquake prone country.



1954年、私は元第五福竜丸という漁船の乗組員で、アメリカが広島に投下した原爆の約一〇〇〇倍という巨大な水爆実験に遭遇した被爆者です。その爆発で起きた『死の灰』を日本に持ち帰ったことから太平洋や大気圏が強力な放射能で汚染されていることが分かり大事件に発展していった、これがビキニ事件です。



When I was a crew member of Lucky 5th Dragon fishermen’s boat in 1954, I encountered a US Pacific thermonuclear test, approximately 1000 times as powerful as the Hiroshima A-bomb.  I became a Hibakusya.  By the fallout brought back to Japan, people came to realize that the Pacific Ocean and the atmosphere was strongly contaminated with radiation, which became a big news, later called as Bikini Incident.



後に残された資料からいろいろなことが分かってきました。一九四六年から一九五八年にかけてアメリカ軍だけでも、このビキニとエニウエトク環礁を使って六七回の大気圏核実験を行ない、合わせて一〇〇メガトンの核爆発を繰り返しました。この一〇〇メガトンの爆発は、なんと広島型原爆を毎日一個ずつ一八年間落とし続けた量というから驚きです。



  Various facts came to be revealed through archive materials.  From 1946 to 1958, the US military alone conducted 67 atmospheric nuclear testing at Bikini and Eniwetok Atolls, which was 100 megaton nuclear explosion in total.  Also, this 100 megaton explosion is equivalent to Hiroshima A-bomb dropped each single day for the duration of 18 years.  Isn’t this amazing?



水爆は巨大な爆発威力だけではありません。爆発と同時に恐ろしい放射能を撒き散らします。それらの放射能は半減期が何十年、何万年というもので人間の体内に入り込み、染色体を傷つけながら体の内側から攻撃するという内部被曝を起こしていました。染色体を傷つければ死産や奇形児の原因を作りだし、子孫へと繋がっていきます。



Thermonuclear bomb did not only give out enormous explosive power, but also scattered  deadly radioactive materials in the environment. The half lives of radioactive materials can range as long as dozens of years to even tens of thousands of years.  These materials can be absorbed into various parts of human bodies, harming the chromosomes and body tissues internally-this is called internal exposure.  This kind of damage can cause still birth, congenital defects, which could be transferred from generation to generation.



半減期の長い放射能が食物連鎖や風などに乗って地球上を漂い、誰のどこに取り付くかは現在の科学や医学では計り知ることは出来ません。これが見えない放射能の恐ろしいところです。貴方もすでに被爆者になっているかもしれません。



Even the modern science and medicine cannot detect where such long-lived radioactive material can travel in the winds and food chain, or who and which part of the body such materials can finally come down to.  This is the horror of radiation.  Maybe some of you might have become hibakusya already.



私は言いたいです、当時、核、放射能の恐ろしさをあれほど教え警告したのに日米政府は事件を握りつぶし隠しました。その結果どうなりましたか。核兵器も広島型原爆よりずっと威力を持つようになり、二万三〇〇〇発の核弾頭が実弾となって出来上がり、人類を脅かしています。



I want to say this.  In spite of citizens’ voices of concern against nukes and radiation in those days, the governments of the US and Japan smothered the incident and hid the facts.  What happened then?  Nuclear weapons become much more powerful than Hiroshima A-bomb and more than 20000 nuclear warheads are now threatening the entire humanity.



この重要な意味を持つビキニ事件を賠償もせず、わずかな見舞金、責任も核実験も容認してその見返りに水面下で原発を要求したのです。この人たちにこそ重大な責任があるのではないでしょうか。



The US government did not take any responsibility or compensate for the victims of this very important Bikini incident and instead, paid small amount of consolation money only.  Meanwhile, the Japanese government acknowledged the continuation of the nuclear testing and in return, demanded for nuclear power behind the scenes.  Don’t you think these people who made efforts to introduce nuclear power to Japan highly responsible?  I believe they are the responsible.



ビキニ事件は過去の終わった事件ではありません。あのときから始まった事件です。それなのに誰の口からもビキニ事件という言葉が出てきません。



Bikini Incident is not a past.  Contrary to it, that incident was the very start of the entire story. However, nobody talks about Bikini Incident any more.



当時アメリカは自由諸国にウランを提供し、軍事ブロックを築こうとしてCIAの職員を読売という大きなメディアを目標に打診してきました。これを知った読売新聞社主の正力松太郎氏は、日本中が核実験反対で燃え盛っている矛先を変え、原子力の平和利用といって自分の持つメディアをフルに使って、原発導入の宣伝を大々的に行ないます。



In those days, the US tried to build a military block by providing uranium to western world and approached Japan through CIA targeting at a major media company Yomiuri Shimbun.  The then Yomiuri president, Mr. Matsutaro Shoriki conducted an all-out promotion of peaceful use of nuclear power using his own media company to shift the raging anti-nuke sentiment.



 政界では中曽根康弘代議士が青年将校などと言われながら危険を伴う原発をアメリカの意向に沿って先頭に立ち、ビキニ事件の三日後に二億三千五〇〇万円の原子力予算を国会で通過させます。  原発を日本に導入した経緯を知れば今起こっている大事故の責任、賠償の方向性も見えてくるはずです。ご静聴ありがとうございました。



In the political arena, so-called young-military-officer politician Yasuhiro Nakasone, who became a Prime Minister of Japan later days, took a lead to pass the nuclear power budget of 235 million yen at the Diet, only three days after the Bilini Incident, in line with the US government intention.  If we realize the background of this history, we could see where the responsibility of the current nuclear catastrophe lies and how the compensation should be made in the future.  Thank you very much.




 梅田隆亮、元原発労働者

 Ryuusuke Umeda, former nuclear power plant worker



 私は1979年に島根原発と敦賀原発で働きました。炉心のすぐ近くで働き、被曝しました。


 I worked for Shimane and Turuga nuclear power plants.  I worked very close to the reactor core and got exposed to radiation.



 きちんとした安全教育はなく、「被曝」という意識すらありませんでした。


 In my case, there was no safety education, and workers were not even aware of the concept of “exposure to radiation” .



 線量計は配布されましたが、ビービー音が鳴って仕事にならず、放射線の低い所にいる人にあずけて作業しました。現場監督は見て見ぬふりでした。島根原発では普通の作業着で、マスクもつけずに作業しました。


 Though we received dosimeters, since the alarm went off so frequently and distracted our works, we left them to the workers in the lower radiation level areas, and our supervisor deliberately overlooked this.  In Shimane, workers just wore regular work clothes and did not wear masks.



 放射能の怖さは、時間がたってから現われます。私は鼻血と全身倦怠に悩まされました。「ぶらぶら病」と呼ばれ、働くのが困難になります。診断が難しいため、周囲の人から理解されず「怠け者」扱いされます。


 The scariest thing about radiation is that its impact on human health takes a long time to appear, so at first it seems safe. In my case, I suffered from nose bleeding and general malaise (so called Burabura disease).  Burabura Disease makes it very hard for people to work, but as it is difficult to diagnose, many people do not understand and regard such Burabura patients merely as lazy people.



 私は2000年に心筋梗塞を発症し、働けなくなりました。私のように労災申請する作業員は少なく、病気になっても泣き寝入りがほとんどです。


 In 2000, I also got myocardial infarction and was unable to work.  There are very few who apply for workers’ compensation and they are forced to bear the condition.



 かつては原発に対して「賛成」でも「反対」でもありませんでした。原発で働いて給料をもらったというためらいがあり、言いづらかったのです。


 In the past, I was neither “for” or “against” nuclear power.  I was hesitant to speak out seeing I received payment through working at nuclear plants.



 しかし、これ以上被曝者を出さないために、「原発反対」という考えに変わりました。福島原発事故が起き、多くの作業員が被曝しています。その多くは下請け労働者です。心筋梗塞で亡くなった方もおられると伺っています。原発はすべて廃炉にすべきだと思います。


 However, in order to prevent radiation exposure to more people, I became anti-nuclear.  Then the Fukushima accident took place and many workers, especially sub contractors have been exposed.  I heard there was one worker who died of myocardial infarction.  I believe all the nuclear power plants should be shut down.



 3つのことを提案します。


 Now, I want to raise three proposals.



 1  原発作業員の健康相談窓口をつくってほしい。これまで原発で働いて被曝した人は40万人以上と言われています。しかし、労災を申請した人はほんのわずかです。ですから、作業員の「いのちの電話」のような制度があったら良いと思います。


 1  A health consultation service should be established. There have been more than 400,000 nuclear power plant workers in total in Japan.   However, only very few people have applied for workers’ compensation.  It would be great if there was a so-called "life-line" or help-line for nuclear workers.



 2  安全教育や放射線管理が適切になされているか、できるかぎり第三者に見えるようにする。私の場合もそうですが、きちんとした安全教育をしていないのに、元請会社は適切におこなったと主張し、水掛け論になるのを防がねばなりません。



 2  Working conditions such as safety education and radiation control should be made as visible as possible to the third party.  Without adequate safety training, endless disputes will occur between workers and sub-contractors about whether safety education have been properly conducted or not - as was the case in my experience.  We need to avoid such situations.



 3  原発労災の対象疾患に、心筋梗塞を入れてほしい。原爆症では心筋梗塞が認定対象となっていますが、原発労災では対象になっていません。原爆も原発も本質的には同じなので、病気についても同じように認めるべきだと思います。また、内部被曝の影響を正しく評価することが大事だと思います。


 3  Myocardial infarction should be included in the symptoms subject to the nuclear workers’ compensation.  Myocardial infarction is included in the registered diseases of A-bomb victims, but not those of nuclear workers.  The radiation health problems caused by the A-bomb and nuclear power plant are basically the same.  It is also very important to evaluate the effects of internal exposure correctly.



 最後に、私の労災申請について申し上げます。112日に再審査請求「棄却」の裁決書が送られてきました。私は敦賀原発の現地調査を再三求めていたのですが、敦賀原発の現地調査を何もおこなわないまま、裁決が出されました。このことに強く抗議します。


 Lastly, let me report to you regarding my own application for workers’ compensation.  On November 2, I received a rejection letter to my re-examination request from the Ministry of Health, Labor and Welfare.  I


had repeatedly requested a site examination at Tsuruga nuclear reactor, but the decision was made without an inspection.  I strongly protest this.



 32年前に私が働いた敦賀原発1号機は、今回事故を起こした福島原発と同じタイプの原子炉です。当時から問題のある原子炉で、ボロボロの配管があちこちにありました。津波がなくても地震があれば、福島のような事故が起きてもおかしくありません。「なぜ敦賀原発の現地調査をしなかったのか」、きちんと説明してほしいです。ご静聴ありがとうございました。



 Tsuruga nuclear reactor 1, where I used to work is the same type of reactor as those at Fukushima.  It had many problems such as shabby pipes.  Even without a tsunami, if there is any major earthquake, an accident like Fukushima could occur at any moment.  Why didn’t they examine Tsuruga No. 1 reactor?  I would like to have a proper explanation from the government. Thank you very much.

          




 

福島の母親のスピーチ

Speech by a Mother in Fukushima



子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人  佐藤幸子


Sachiko Sato, Representative, Fukushima Network for Saving Children from Radiation



私は、30年間自然に添った農業をしながら、子ども5人を育ててきました。チェルノブイリ事故後、石油や、食糧が輸入されなくなっても原発が止まっても、生きられるようにと、昔からの知恵や技を自分が受け継ぎ次の世代へと繋ぐ生き方をしてきました。その生活を、学びたいという人々が全国から集まり小さな共同体が出来ていました。


For the past 30 years, I have been practicing natural style of farming while rearing my 5 children.  After Chernobyl accident, I changed my life style using old day practices and wisdom handed down from generation to generation so that we could survive without oil, nuclear power, and imported foods. People who wanted to learn such kind of living gathered around me from all over Japan, so we were living in a sort of small community.


今回の原発事故が、それらの全てを奪いました。大切にしてきた農地は、空から降り注いだ放射能のせいで、これまで無農薬で作ってきた安全な野菜を、今年は作ることが出来なくなりました。農民としてこれ程悲しいことはありません。


Then, the Fukushima accident took away everything from us.  This year, we cannot grow safe organic vegetables from our agricultural land which was taken great care of without any chemical. As a farmer, there is nothing that can make me more sad.


311日を境に、全ての福島県民の生活は一変してしまいました。地震、津波、原発事故三重苦のなか、それでも生きていかなければならない苦しさ。


After March 11, lives of all the people in Fukushima was changed.  We had to manage to survive in the midst of the triple disasters-earthquake, Tsunami, and nuclear accident.


とりわけ、原発による被害は目に見えないだけに、それを受け入れることができない苦しさがあります。去年と何も変わっていない美しい風景の中に確実に存在する放射能は、そこに住むことができないと判断した人と、そこに住み続けようと判断した人の間に、大きな溝を作ってしまいました。


Particularly, we suffered from nuclear disaster. Since the radiation is invisible, it is very difficult for us to accept the fact.  The radiation that exists for sure in the beautiful scenery that has not changed a bit from last year put a tremendous gap between people who decided not to continue living that area and people who decided to continue living that area.


本来なら、同じ被害者であるはずの家族が、地域の人々が、思いを共有できないという悲しい現象、心がバラバラになることによって引き起こされた精神的被害、これが「直ちに出た健康被害」です。


The families and neighbors who are supposed to share their sufferings cannot share their feelings. Fukushima peoples mental damage caused by this disintegration of peoples minds can be called as immediate health effects.” (After the accident, the government of Japan repeatedly said, There will be no immediate health damage.)


そして、今後ジワジワと出てくる低線量被曝による被害は、確率が低いからと何の手だてもしない。それどころか、これまで、100ミリシーベルト以下のデータが十分にないと言い、そのデータを集めるため福島県民200万人をモルモットにしようとしているのです。


The government does not take any action for the upcoming health damage caused by low level radiation saying that the probability of health damage is low enough.  On the contrary, the government is trying to use 2 million Fukushima people as guinea pigs to collect data, saying that there is not enough data for radiation exposure below 100 milisieverts.


見えないはずの放射能で汚染された福島が、私には戦場に見えます。それはまさに、愚かにも人間が自然を征服出来るかのごとく振る舞ってきた人類と、自然を大切にしたいと考えている人類との戦いの場です。自然豊かな福島「うつくしま福島」だからこそ、見た目には何も変わらない、「美しい戦場」となりました。


To my eyes, the scenery of radiation contaminated Fukushima is just like a battle field, even though I cannot see the radiation itself.  It is a battlefield between people who foolishly behaved as if they could conquer the nature and people who have cherished the nature.  Since Fukushima is beautiful in nature, it does not look different at all. In sight, it is a beautiful battle field.


放射能と、国家権力で子どもの未来を奪ってしまう戦場です。戦場に子どもは居てはいけないのです。戦場の炎の中にいる子どもたちを置き去りにしてはいけないのです


But it is a battlefield to take away the future of children by the state power. There should not be any children in the battlefield.  We should not leave any child in a battlefield with fire.


これまでの、経済優先の考えでは、子どもたちを救えないのです。子どもたちを救うあらゆる手だてを今すぐ行わなければならないと思います。


We cannot save our children with the economy first ideology.  We immediately need to take every measure to rescue children now.


原発事故の恐ろしさは日本中、世界中が感じたはずです。それでも尚、原発を止めないばかりか、原発を輸出すると言うこの国は、一体何を考えているのでしょうか。


People in Japan and in the world should have felt the horror of nuclear accident.  What kind of nerve does this country have not only continuing nuclear power generation domestically but also trying to export more nuclear power to overseas?


今後、何世代先にも及ぶ影響が出ると言うことをどう考えているのでしょうか。8ヶ月も炎の中に放って置いた政府に期待はできません。


I wonder what the government is thinking in regard to the health effects that can continue for generations to come.  In any case, we cannot expect much from the government who left children in the fires of battlefields as long as 8 months.


子どもの命を守るのは、政府でないことがはっきりしました。このままでは、「未来の子どもたちの命より、目先の経済のほうが大切だと21世紀の大人たちは判断しました」と、将来にわたり人類が滅びるまで、伝え続けて行かなければならないことになるのです。


Now we know that it is not our government who can protect our children. With this trend continuing, we the adults in the 21st century will have to be told that we made the judgment with our priority on the short-sighted economy rather than childrens’ lives in the future. We will be told like this until human race would eventually be extinguished.


子どもの命を守れるのは、国民です。何が正しくてどうすることが命を守ることになるのか、心の目を見開き一人一人が自分で判断して行動する必要があります


It is people who can save childrens lives.  Each single person needs to open his or her eyes of mind and make a judgment to see what is correct and what should be done to save lives.


「子どもの命を守る」たったこの一つの願いを叶えるために、福島の親たちは立ち上がりました。全国の人々が福島の子どもたちを守るためにつながりました。あらゆる人々がつながり活動を進めなければならないですし、生き方をも変えなければならないほどの重要な決断をしなければならない時がきたのです。


Mothers and fathers in Fukushima stood up to make a single wish come true. That is to save lives of children. People from all over the nation got connected to protect lives of children in Fukushima.  Now the time has come for everybody to get connected and make actions and to alter their life styles, the moment for all of us to make a very important decision.


もし、これで原発が止まらなかったら、人類は滅亡への道を進むことになるでしょう。 福島から発信された原発事故の恐ろしさが、世界中の人々に伝わり、全ての原発を止めることができるまで、活動を続けなければなりません。福島の子どもたちのような悲しみを、もう二度と起こしてはいけません。ご静聴ありがとうございました。


If the nuclear power does not stop even after this Fukushima accident, humankind would surely tread the path to destruction.  The horror of nuclear accident coming from Fukushima should be disseminated to the people all over the world. We need to continue our actions until all the nuclear power plants in the world are stopped. We should never cause any more sorrow Fukushima children had to any other children on our planet. Thank you very much.