日本会議という、名称替えによる世論操作に騙されるな。断じて屈してはならない。神道は、あらゆる手段方法で、国民のみならず海外にも怪しげな策略の手を伸ばしていることも分かってきた。


 安倍内閣の原発推進・改憲軍拡の野望の骨格が、神道政治連盟・日本会議・神社神道と分析可能だ。合理主義が敗北することはない。


<党紀委員会も開店休業・安倍を提訴する党員ゼロ>

 モリカケ桜事件の心臓部は、すべて日本会議・神道政治連盟に行き着くと見ていい。諸悪の根源である。21世紀政治になじまない。日本国憲法を破棄しようという野望勢力だ。識者は声を上げる時であると、強く指摘したい。


 それにしても、安倍事件の数々に日本国民は衝撃を受けてきた。史上最低最悪の犯罪内閣である。真っ当な元党員に言わせると、党員は党紀に従って党紀委員会を開かせて、そこに安倍を呼びつけて、真実を明らかにして、処分するという責任と義務を負っている。


 自民党の党員は「議員の私兵ではない」のである。議員と党員は党紀上、対等である。この点で民主的な約束を導入している。それでいて党紀委員会が、安倍・自公内閣と菅内閣のもとでは、一度も開かれなかった。


 「党員も死んでしまった」というのである。しかりであろう。自民党員としても、議員としても、失格者を首相に擁立してきた自民党は、もはや近代政党としての資格を喪失した。生き物であれば、死んでしまったというのである。


 100万党員は、その実、張り子のトラでしかなかった。


<史上最低首相に振り子の理論不発の派閥・長老の沈黙>

 自民党派閥政治にジャーナリスト人生をかけてきた立場からすると、僅かな例外を除いて、自民党は政権維持に成功してきた。その原動力は、振り子の原理の有効活用だった。


 以前の自民党は、楽団に例えると、交響楽団である。様々な音色を奏でることができる点で、一色の公明党創価学会や日本共産党と異なる。バイオリンが故障すれば、ピアノに替えるのである。これに聴衆はおおむね納得した。


 しかし、小選挙区制が自民党を、戦いの銅鑼・太鼓一色に染めてしまった。隣国も慌てた。東アジアに軍拡競争が始まり、今では想定さえできなかった、台湾有事が浮上している。目下、武器弾薬を安倍の実弟が指揮している。菅もワシントンの軍略に従った。危ない東アジアに変貌している。


 「戦いの太鼓」に対抗する楽器のない自民党である。振り子の原理が作動しない自民党は、神道議員連盟一色の極右政党そのものなのだ。困ったことは、そんな極右・日本会議政党を、批判する新聞テレビが存在しない。国民は何も分かっていない、ここが日本最大の危機なのである。


 国民のなけなしの財産である年金基金を、株式に流し込んでの株高に浮かれる大馬鹿がいるようだが、危険この上ない。振り子の原理が機能しなくなった自民党は、もはや自民党ではない。全体主義化した自滅党そのものであろう。強く指摘したい。


 
 翻って見ると、世界の400基以上の原発から、大量の高温排水が海に投棄されてきた結果、海水温が上昇、大量の水蒸気が蒸発、そこに雷雲が発生する。次いで次々と台風が、それも強力な台風が日本列島など地球全域に襲い掛かり、強風どころか途方もない豪雨をもたらしている。


 大洪水による被害は、予想以上である。日本の今は、稲の穂が垂れ下がって、あと半月ほどから収穫期にはいる。神社神道の氏子農家は、原発派内閣のお陰で、台風の行方に神経をすり減らしている。コロナと台風・大洪水にきりきり舞いしている。「神風」という大嘘を誰も信じないものだから、その深刻さは第三者には理解できないだろう。


 神道党員は、死んだ自民党に目を向ける余裕などない。油断すれば、コロナも襲い掛かる。

 「五輪はフクシマ隠し。そのために老人は死んでもらう。原発は核兵器開発に不可欠だ。やめられない」という安倍と菅の呪いのような声が、地底から列島に吹き込んでいる、と指摘する向きもある。


 よくよく観察すると、70余年前の日本かもしれない。五輪に浮かれる一部の国民は、狂気の世界に迷い込んでしまったとしか思えない。



<台風豪雨がなければ田舎は最高!小さな幸せを見つけよう>

 「天人合一」という言葉は、実に素晴らしい。自然と人間は一体である。いわんや自然を破壊することなど論外である。西洋の科学技術は、この思想を破壊、遂に核の分野にのめり込んでしまい、地球と人類を死滅させようとしている。


 原発をなくせば、日本列島も蘇る。第二のフクシマも無くなる。反原発で地球・人類を守る戦いに声を上げる人間でありたい。


 昨日は、自宅のブルーベリーを口に入れた。果物の王様である。無農薬なのだから。トマトも食べた。こちらも無農薬、大地に除草剤を撒かない。安心安全の野菜に乾杯したい気分だ。一昨日、数個なった白桃の1個の半分食べた。おいしい。虫も少し食べていたほどである。


 除草剤ゼロの大地での野菜作りは、小さな幸せの元である。老人も若者も田舎生活を勧めたい。故郷に帰れ!じっとしていれば、コロナもこない!自民党に代わる、新しい政党政治を立ち上げるのも、地方からである。

2021年8月4日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)